《你的名字。》作者新海诚。接第一章 梦
我在翻译的时候,会将推敲的地方用斜体注明。仅用作翻译学习交流。
そして、見ていたはずの夢は、いつも思い出せない。
然而,刚才还清清楚楚的梦境,却和往常一样想不起来一丝一缕。
俺は涙をぬぐった右手を、じっと見る。人差し指にのった小さな水滴。ついさっきまでの夢も、目尻を一瞬湿らせた涙も、もう乾いている。
我(男)死死地盯着擦过眼泪的右手。食指上还淌着小小的水滴。就在刚刚的梦境,连同挂在眼角的眼泪,都也已经干涸了。
とても大切なものが、かつて。
那是曾经非常重要的东西。
この手に。
在我的手里。
-ーわからない。
但我还是不明白那是什么。
俺はあきらめてベッドから降り、部屋を出て洗面所に向かう。顔を洗いながら、この水のぬるさと味にかつて驚いたことがあったような気がして、じっと鏡を見る。
我(男)不再继续想了,走下床,离开房间去洗手间。洗脸的时候,好像觉得自己曾惊讶于这水的温润和味道,紧紧地盯着镜子。
......にかつて驚いたことがあったような気がして。ような気がして:好像感觉到。。。たことがあった:曾经有过......的经历。にかつて驚いた:曾经对......感到惊讶。文中是说作者好像感觉到曾经对温温的水和味道有过惊讶的心情。
どこか不満げな顔が、俺を見返している。
镜子中,一张似乎面带不满的脸,正回望着自己。
私は鏡を見つめながら髪を結う。春物のスーツに袖を通す。
我(女)一面照着镜子梳头。一面将手伸进春季制服的袖子里。
俺はようやく結び慣れてきたネクタイを締め、スーツを着る。
我(男)拉紧好容易习惯了的领带,穿上制服。
私はアパートのドアを開け、
我(女)打开出租房的门,
俺はマンションのドアを閉める。目の前には、
我(男)关上公寓的门。我的眼前出现的是——
ようやく見慣れてきた、東京の風景が私の前に広がっている。かつて山々の峰の名を自然に覚えたように、今ではいくつかの高層ビルの名前を私は言えるようになっている。
日渐看惯的东京的风景在我(女)的眼前铺张开来。就如过去我能自然而然记住山峦的名字,现在也能说出来几幢高楼的名字了。
俺は混み合った駅の改札を抜け、エスカレータを降り、
我穿过拥挤的车站检票口,乘电梯下来,
通勤電車に、私は乗る。ドアに寄りかかり、流れていく風景を眺める。ビルの窓にも、車にも、歩道橋にも、街には人が溢れている。
我乘上了通勤电车。依着车门,眺望着眼前穿梭的风景。不论是高楼的窗口,车里,天桥,街道到处都是熙熙攘攘的人。
ぼんやりとした花曇の白い空。百人が乗った車輌、千人を運ぶ列車、その千本が流れる街。
朦朦胧胧的花阴的天空。上百人乘坐的车辆,运送着上千人的列车,来来往往穿梭于街道。
気づけばいつものように、その街を眺めながら
像往常一样,有意识的注视着街道。
私は、
我(女),
誰か一人を、一人だけを、探している。
一直在找一个人,唯一的那个人。
俺は、
我(男)